NiZ Atom66、打鍵してみました?
最高でしょ!?
そんな最高のキーボード『NiZ Atom66』を手に入れたら、次はきっと使い方というか「カスタマイズや設定方法」について知りたいですよね?
それともどんな使い方や設定ができるのかを事前に知りたくて、この記事にたどり着きました?
どちらの場合でもこの記事を読めば、、
- NiZ Atom66とパソコンの接続方法
- キーボード本体だけでカスタマイズ・設定できる項目
- NiZキーボード専用のキーボードリマップソフトの導入方法
- キーボードリマップソフトでカスタマイズ・設定できる項目
- Atom66を使っていて実際に起きた、困ったことの対処法
こんなことがわかります。
任せてください!
ぼくは、、、
Atom66を3年間、使い倒してますので!
なるべくわかりやすく、詳しく解説していきます。
さぁ、自分好みのカスタマイズ・設定を施して、NiZ Atom66を使いやすくしましょ!
とその前に、散々NiZ Atom66を使ってきたぼくが「特によく使うなぁ」と思う操作・設定方法の一覧を、説明書から抜粋して下にまとめました。
この記事を振り返るときやAtom66を実際使うときに、活用して下さい(^o^)/
<特によく使う操作・設定方法一覧>
操作・設定方法 | 説明・補足 | |
Bluetoothペアリング | 右Fn+8 or 9 or 0を3秒間長押し。 選択したキーが素早く点滅したら、ペアリング可能。 | 890はそれぞれBluetoothの1〜3に該当。登録したいとこを選択。 |
Program1/Program2/Program3/Officeモード切り替え | 右Fn+[+] | [+]キーが、、、 ・1回点滅=Program1モード ・2回点滅=Program2モード ・3回点滅=Program3モード ・約3秒点灯後、消灯=Officeモード (※電源OFFしても、記憶される) |
Win/Mac配列変更 | Fn+左Alt(側面にWin/Macと書いてるAltキー)を約3秒長押し | アルファベット「Oキー」点滅回数が、、、 ・1回=Win配列 ・2回=Mac配列 (※電源OFFしても、記憶される) |
右Shiftモード切り替え | Fn+[右Shift]キー 長押し | 「O」キー点滅回数が、、、 ・1回=↑ ・2回=Shift ・3回は、、、 単発押し=↑ 押した直後〜0.8秒位=Shift 0.8秒以上長押し=↑リピート (※電源OFFしても、記憶される) |
APC調整 | 右Fn+7 | OとCapsLockキーの点滅回数が、、、 ・1回=浅い ・2回=中くらい(デフォルト) ・3回=深い (※電源OFFすると、デフォルトに戻る) |
マウス操作 | Fn+Q、W、E、A、S、D、Z、X、C | <設定> ・Q=移動率 ・E=移動ピクセル数 →Q、Eともに4段階の設定が可能。OキーCapsLockキーの点滅回数(1〜4回)で、現在の状態を確認できる。 (※電源OFFしても、記憶される) <移動> W=↑、A=←、S=↓、D=→ <クリック> Z=左クリック X=中クリック C=右クリック |
<※補足>
- Atom66にはFnキーが2つありますが、この記事では限定のあるときにだけ「右Fn」「左Fn」と書きます。
ただ「Fn」と書いているものは、右でも左でもOKです。 - ぼくが使用しているNiZキーボードはNiZ Atom66(BluetoothありRGBなし):製品型番「66EC(S).Ble5.0/35gf adapter」です。
- 以前は「Office/Programモード切り替え」だったのが、最新のファームウェアではProgramモードが3つに増えた「Program1/Program2/Program3/Officeモード切り替え」にアップグレードされてます。ですのでお手元にある説明書、もしかしたら操作内容やモード切り替え時の挙動が古いままの可能性もあります。ですがこの記事では新しい内容で書いてますので、ご安心下さい。
また、この記事を書くときにぼくが参考にしたサイト・使えるページなども貼っておきますので、必要に応じて活用して下さい。
【説明書・キーボードリマップソフト・ファームウェア更新など】
ダウンロード(NiZ公式サイト)
【説明書・キーボードリマップソフト・ファームウェア更新・キーボード校正工具など】
firmware&upgrade(NIZ Store)
【キーボードリマップソフトの基本的な使い方】
キーマップ変更ツール(NiZ公式サイト)
【キーボードバインドに役立つアプリ】
Karabiner-Elements(pqrs.org)
【ファームウェアの更新履歴やNiZキーボードに関する情報収集に有効なNiZの公式Discord】
NiZのDiscordへの招待リンク
【NiZキーボードに関するよくある質問集】
NiZ Support > ナレッジベース > 製品について(NiZ公式サイト)
【サポートセンター・NiZへの提案や質問】
・NiZ Support > 問い合わせ(NiZ公式サイト)
・CONTACT(NIZ Store)
もしNiZ Atom66の購入方法やおすすめポイントを知りたくてこの記事にたどり着いたあなたは、こちらの記事を先に見た方がいいかも↓↓↓
それでは行きましょう!
NiZキーボード Atom66を設定・カスタマイズする前に:まずはパソコンと接続しよう!
NiZ Atom66をさっそく設定・カスタマイズしたいところですが、まずはパソコンとの接続やMac・Windows配列の設定をして行きましょう。
初期状態のままなんとな〜く繋いで使っても、それなりに使えてしまうんですけどね(笑)
でもあとあと「あれ?今キーボードどんな状態だろう??」とかなっちゃうかもなので、丁寧に見て行きましょう。
Atom66とパソコンを有線接続する
まずはAtom66とパソコンを繋ぎましょう!
有線接続で使いたいなら、付属のケーブルを使って接続するだけでOK!
ただこのケーブル、キーボード側がUSB-C端子で接続端末側がUSB端子になってるので、MacBookと接続する場合はUSBハブやApple純正のUSBアダプタが必要。
ここにAmazonで売ってるものを貼っておきますので、必要な方は参考にして下さい。(ちなみにハブは、対応OSや使える機器が製品によってかなり違うので、よくよく確認してから購入することをおすすめします。)
Bluetooth(無線)での接続方法と切り替え
Bluetoothで無線接続するなら、早速ペアリングして使ってみましょう!
※ぼくがAtom66を買ったときはすでにある程度充電されていたので、そのままでけっこう使えました。
まずAtom66と接続したい機器のBluetoothスイッチを「ON」にしておきます。
それからAtom66の左側面にある電源ボタンをピッと一瞬押して電源を入れてから、ペアリング可能状態にします↓↓↓
※NiZ Atom66をペアリング可能状態にする方法
「右Fn+8 or 9 or 0」を3秒間長押し
「8」「9」「0」キーは、手前を見るとわかるように、それぞれBluetoothの1〜3に該当します。
お好きなところを選択してください。
上記の操作後、長押ししたキーが素早く点滅し、ペアリング可能状態になります。
あとは接続機器側で、ペアリングの操作をすればOK!
これで繋がるはず。
※もし無線接続が安定しない場合は、付属のBluetoothレシーバー(USBポートに差し込んで使うちっちゃいやつ)を使ってみましょう。
キーボード配列(Mac・Windows)の変更
使用するパソコンや機器のOSに応じて、Atom66のキーボード配列を変更します。
まず、配列は、、、
- Windows配列
- Mac配列
の2種類あります。
この配列の変更方法は、、、
Fn+左Alt(側面にWin/Macと書いてるAltキー)を約3秒長押し
すると、アルファベットの「Oキー」が点滅します。
1回点滅=Win配列、2回点滅=Mac配列です。
これで、自分の環境にあった配列にしましょう!
Mac配列にした場合、、、
- Windowsキー→optionキー
- 左右のAltキー→commandキー
になります。
また、command・optionのキートップが付属してますので、これに付け替えると見た目も完全にMac用キーボードになりますぜ、ダンナ!
カスタマイズ①:キーボード単独で設定できる項目【2つを厳選!】
そしたら軽く、キーボード本体だけでできるカスタマイズを試してみましょ(^o^)/
付属の説明書を見ると、本体だけでも様々なカスタマイズができることがわかります。
ご自分の好みに合わせて、カスタマイズして下さい。
で、この章ではぼく的に初めてNiZ Atom66使う人が「きっとここ気になるよね!」と思う設定を、2つ厳選して紹介します!
右Shiftキーのモード切り替え
Atom66の右Shiftキーはちょっと特殊で、矢印↑キー(up arrow)と共用になっており、
Fn+[右Shift]キー 長押し
で、モードを変更して使います。
※情報ちょっと錯綜していて??他の記事やAmazonのレビューなどでこれとは違う方法が載ってたりしますが、ぼくが確かめた現状、正しい方法はこの記事に書いた方法です!
なので皆さ〜ん!
安心してこっちに付いてきて下さい(^o^)/
モードは3つあります。
「O」キー点滅回数 | 右Shiftの挙動 |
---|---|
1回(初期状態) | ↑ |
2回 | Shift |
3回 | 単発押し=↑ 押した直後〜0.8秒位=Shift 0.8秒以上長押し=↑リピート |
こんな感じ。
↑専用にするか、Shift専用にするか、押し方によって挙動が変わる兼用モードにするかを選べます。
兼用モードは使い初めの頃は使いにくいかもですが、慣れるといい感じになりますよ(^o^)/
実際に使ってみて決めましょう!
もしどれもイマイチだったら、NiZキーボードで使えるキーボードリマップソフトを利用して「↑」と「Shift」を完全に分離することもできます。
※その方法はこのあとの章『右Shiftと↑の分離』で詳しく書いてます!
自分に合った使い方にしましょう!
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)
高級キーボードに搭載されていることが多い機能で、文字が入力される深さを設定できます。
これ、必ず自分で試して決めたほうが良いです。
浅い方がいいかと思ったんですが、ぼくの場合タイプミス(というよりは何回も入力しちゃう感じに)が多くなり、かえってストレスに汗汗
変更方法:右Fn+7
デフォルトは「中」になっていて、変更するたびに、
中→高→低→中→高→...
と変わります。
表にするとこんな感じ↓↓↓
APC | 文字が入力される深さ | OとCapsLockキーの光り方 |
高 | 浅い | 1回点滅 |
中 | デフォルト | 3回点滅 |
低 | 深い | 2回点滅 |
「O」「CapsLock」キーの光り方で、今の状態を把握できます。
ただ、電源OFFや再起動後は設定が「中」に戻るようなので、そこだけ注意しましょう。
カスタマイズ②の準備:キーボードリマップソフトの導入+キーボードのファームウェア更新
キーボードリマップソフトを導入する準備をしましょう!
<補足①>
※このソフトはWindows専用です。
Windowsパソコン or タブレット、またはWindowsソフトを使える環境(Wine、仮想環境など)を用意しましょう。
環境がない場合は、無料で使える最高にすばらしい仮想マシンソフトがありますので、以下の記事を参考に導入してください(^o^)/
<補足②>
※この記事ではキーボードの機能を編集するソフトを主に「キーボードリマップソフト」と表現しますが、NiZ公式サイトやぼくが買った製品の箱には、以下のように表記されております↓↓↓
- キーマップ変更ツール
- 専用ソフトウェア
- NiZ静電容量無接点式キーボード専用DIY編集プログラム
さて、準備が終わったらWindowsパソコンまたはWindowsソフトを使える環境で、無料のキーリマッピングソフトをダウンロードします。
ちなみにこのソフトは『NiZ公式サイト(日本の公式サイト)』『NIZ Store(英語の公式サイト)』のどちらからでもダウンロードできまして、それぞれのダウンロードページを貼っておきます↓↓↓
どちらを利用してもいいんですが、個人的には、、、
NiZ公式サイト
をおすすめします。
その理由は以下3点↓↓↓
- (中身はどちらのサイトでも同じはずですが)ファイルやフォルダの更新日がより現在に近いから
- 「NiZ公式サイト」は2024年11月11日にオープンした、NiZ系の最も新しい公式サイトだから
- ファイル名、フォルダ名から中身がわかりやすいから
なのでこの記事では、NiZ公式サイトからダウンロードする画面を紹介します!
では行きましょう→『ダウンロード(NiZ公式サイト)』

赤枠「NiZ-ATOM66-3M」をクリックします。
※もしお手元のNiZキーボードが『Atom66(無線)』以外のものであれば対応する機種&有線 or 無線でご自分の機種を選び、適切なリンクをクリックして下さい(^o^)/
キーボードリマップソフトのダウンロード

するとこのようにGoogleドライブが開きますので、赤枠のフォルダ『専用ソフトウェア-NIZ-ATOM66-3M』にカーソールを合わせて右クリック or 右端にある「︙」をクリックして、ダウンロードしましょう。
ファームウェア更新ファイルのダウンロード
同じ画面で、今度はファームウェア更新ファイルもダウンロードします。

赤枠『ファームウェア-NIZ-ATOM66-3M』をダブルクリックします!
するとこの画面に↓↓↓

上記画像では赤枠の1つしかないので、これをダウンロードします。
もしここにファームウェア更新ファイルが複数表示される場合は最新のもの、つまり、、、
- 最終更新の日付が最新のもの
- ファイル名に表示されてる「バージョン(v1.4.1のように書いてる数字)」や「日付」が最新もの
を選んでダウンロードしましょう。
説明書をダウンロード
Atom66の説明書は4つあります。
- 商品に付属している紙の説明書(詳しい内容・日本語)
- NiZ公式サイトの『ダウンロード』からダウンロードできる説明書(カンタンな内容・日本語)
- NIZ Storeの『firmware&upgrade』からダウンロードできる説明書(カンタンな内容・英語)
- AKEEYO(NiZ公式サイトの前身)の『取扱説明書』からダウンロードできる説明書(カラーで内容も多く、見やすい!)
③は②の英語バージョンなので、①・②・④があればOK!
特に④は一番見やすいのでおすすめです!
<補足:④の説明書の注意点>
実はこの説明書、内容がちょっと古くて最新の情報ではない部分もあるのですが、ほとんどの操作方法は載ってる通りだし、何より一番見やすいので、ここで紹介してます。
【ぼくが把握している、現在のNiZ Atom66とはちょっと違う点】
- 説明書冒頭に載っている問い合わせ先情報
- Office/Programモードの仕様と切り替え方法
- キーボードリマップソフトの画像
それじゃまずは②をダウンロードしましょう。
お手元の画面で、、、(閉じちゃった方は少し上にある黄色枠内の②のリンクをクリックして下さい)

赤枠『NIZ-ATOM66-3M-仕様書.pdf』をダウンロードします。
次に④は、AKEEYO(NiZ公式サイトの前身)の『取扱説明書』の一番下に「最新66キーキーボード取付説明書」がありますので、これをダウンロードして下さい。
これでダウンロード作業は完了!
次行きましょう(^o^)/
リマップソフトとファームウェアのzipファイルを解凍
さきほどダウンロードしたファイルを見て下さい。

まずはzipファイルを解凍しましょう。
※補足:解凍ソフトは『7-Zip』がおすすめ!
Windows10の標準機能でも解凍できますが、ぼくがやった限り、ソフトウェアのexeファイルを開くときに管理者の権限じゃないと開かないという面倒くさい自体になっていたので、、、解凍ソフトを使って解凍しました。
おすすめはWindowsで利用できるフリーソフトの『7-Zip』
本記事を初めてリリースした2023年8月当時はもちろん、今もまだまだ更新され続けているので安心感も問題なしですし、Win11にも対応してます!
7-Zipで解凍したら、exeファイルダブルクリックだけで問題なく普通に開けました。
で、解凍するとこんな感じ↓↓↓

赤枠のようなファイルが出てきます!
※<コラム:rarファイルの解凍にも便利な7-Zip>
これは完全に本題から脱線した内容なので、興味のない方はスルーして下さいな内容なんですが、、、
ぼくがNiZ Atom66を購入したときの話なんですが、Atom66の箱に貼ってある「NiZ静電容量無接点式キーボード専用DIY編集プログラム」と書いてあるQRコードを読み込みこんで、AKEEYO(NiZ公式サイトの前身)のサイトでキーボードリマップソフトをダウンロードしたんですよ。
そのとき理由はわからないんですが、zip形式じゃなくrar形式に圧縮されたんです。(OSはWin8.1、ブラウザはEdgeでした。Win10 Edgeでダウンロードするとzipになるので、OS起因かなぁ??)
7-Zipならzipもrarも解凍できるので、便利にしかも無料で使えますよ!
キーボードリマップソフトを起動する
じゃ、使ってみましょっか。
まず、キーボードリマップソフトを使う前にAtom66を、、、
- Windows配列にする(Fn+左Alt、Oキー1回点滅)
- Program1/2/3のうち、いずれかのモードにする(右Fn+[+]、+キー点滅が1〜3回のいずれか)
- 付属のケーブルを使って、Atom66とパソコン本体を有線接続する
ことが必要です。
こうしておかないと、キーボードのリマッピングができません。
※もっと詳しい設定方法を確認したい場合は、冒頭の『特によく使う操作・設定方法一覧』を見て下さい。
ここまで出来たら、ソフトを開きましょう!
先ほど解凍して出てきたファイル「専用ソフトウェア-NIZ-ATOM66-3M-なんやらかんやら」をダブルクリックします。
そうするともう一度フォルダ「専用ソフトウェア-NIZ-ATOM66-3M」があるのでこれもダブルクリック!
すると、これらが出てくるかと↓↓↓

こんな感じの画面になるので、赤枠「66EC(XRGB)Ble」をダブルクリックします。(このアプリのショートカット作成・スタートメニューやタスクバーにピン留めをしておくと、便利です!)
ぼくはWin10で操作してるんですが、こんな画面が出てきました↓↓

この表示にビビらず「詳細情報」クリックすると表示が変わるので、

「実行」クリック!
するとセキュリティソフト(ぼくはAVGを使ってます)が起動して「このファイルなんか怪しいからセンターで調べてみるよ〜」的なメッセージが出ましたが「このファイル使って問題なさそうだわ〜!」って返事が返ってきました。(この表示はお使いのセキュリティソフトによっては出ない場合もあると思います。)
で、無事に↓↓↓

キーボードリマップソフトウェア(PROGRAMMING SOFTWARE)が起動します。
表示を英語にする(日本語はない)
このままの中国語(?)だと全然わからないので、表示を英語に変更します。

右上の「English」クリックで、

英語表記に変わります。
ファームウェアの更新
今度はキーボードのファームウェアを更新します。
まず、現在のキーボードのファームウェアのバージョンを確認したいので、

「Update」をクリックします。

するとこのような画面が表示されます。
左側には現在のファームウェアバージョンが表示されてるはずですが、念の為右側の赤枠「Get Version」をクリックします。
で、「表示されているファームウェアのバージョンの数字」と、さきほどダウンロードしたファームウェア更新ファイルの中にあった「binファイルの名前に書かれているバージョンの数字」を見比べて下さい。
パソコンの画面に表示されているバージョンの方が数字が大きい or 同じなら、最新のファームウェアになっているので更新不要。
binファイルの方の数字が大きい場合はこのファイルの方が新しいので、ファームウェアをアップデートしましょう!
操作は、今出ている小さい画面の、、
- 右にある「Open」をクリック
- ダウンロードしたファームウェア更新ファイル(.binファイル)を選択して
- 「Update」クリック
これでしばらくそのまま待ちます。
途中、ポップアップが出てきてもメーターが満タンになるまでは放っておいて下さい。(仮想環境でやったとき、メーターが満タンになる前にポップアップがでてきたので「OK」押して閉じたら、キーボードの状態が初期状態に戻ってしまったことがあったので。。。)
最後まで待てば、キーボードのファームウェアが更新されます。
これでOK!
カスタマイズ②:キーボードリマップソフトで設定できる項目【4つを厳選!】
あとは説明書を見ながら、自分好みにカスタマイズしていけばOK!
とはいえ専用のキーボードリマップソフトを使ってカスタマイズできる項目もめっちゃ豊富にあるので、最初は迷うはず。
なのでこの章では「特におさえておいた方がいいもの」や「ぼくのおすすめの項目」をまとめて紹介します。
※キーボードリマップソフトの基本的な使い方は『キーマップ変更ツール(NiZ公式サイト)』を読みながら、手元で実際にいじってみるとわかりやすいですよ。
大事なポイントを軽く説明すると、、、
- まずは好きなようにキーボードリマップソフト上でキーをカスタマイズ!
- カスタマイズ設定が終わったら「WriteKey」を押してキーボードリマップソフトの状態を丸々キーボードに書き込んで設定を手元のキーボードに反映させる。
- 必要があれば「Save」を押して、キーボードリマップソフト上の設定をファイルに保存する(必要があればというより、保存しておくのがおすすめ!)
- 2回目以降キーボードリマップソフトを利用するときは、始めに「ReadAll」を押して手元のキーボードに書き込まれているキーの設定情報をキーボードリマップソフト上に読み込むか、「Open」を押して保存(Save)しておいたキーの設定情報が書かれたファイルをキーボードリマップソフト上に読み込むことが重要です。これを忘れちゃうと「あれ、なんか前に設定したキーがデフォルトに戻っちゃってる(汗)」という状態になっちゃいます。
「WriteKey」「ReadAll」と「Save」「Open」
この4つを基本に考えると、わかりやすいです!
では行きましょう!
有線接続+Win配列+Program1/2/3のいずれかのモード
この記事を上から順番に読んでくださっているあなたには2重の説明になってしまいますが、一応、目次クリックでここに来ても問題なく使えるようにするために、説明します。
キーボードリマップソフト(=DIY編集プログラム)を使う前に、有線接続してからキーボードの操作で、下の状態にしておきましょう。
- Win配列
(Fn+左Alt(側面にWin/Macと書いてるAltキー)を約3秒長押し、アルファベット「Oキー」点滅回数1回の状態) - Program1/2/3のいずれかのモード
(右Fn+[+]、[+]キー点滅回数1〜3回のいずれかの任意の状態)
※操作方法、詳しくは冒頭の『特によく使う操作・設定方法一覧』をご確認ください。
こうしておかないとキーボードリマップソフトでキーバインドができませんので、忘れずにこれらをしましょう。
右Shiftと↑の分離
前述したように、[右Shift]キーは3つのモードで使えます。
が、それでも「どのモードにしても使いづらい。。。」という場合は、
[右Shift]キーと[↑]キーを分離しちゃいましょう!
分離方法は、たとえば、、、
- [右Shift]キーを[左Shift]キー(Single Left SHIFT)に変更する
- [Delete]キーを[↑]キー(Single UP ARROW)に変更する
これだけです。
これで完全に分離できます!
ただし!
上記のように[右Shift]キーの本来の機能を一度変更してしまうと、元に戻すのに少し手間がかかるかも。
その点だけご留意ください。
他には、、、
- [右Shift]キーを[Shift]専用にして、[↑](Up Arrow)はアプリのショートカット入力で実現したり、Karabiner-Elementsで[↑]をショートカットで入力できるように設定する
- [右Shift]キーを[↑](Up Arrow)に変更して、右Shiftはなしでいく
こんな方法もあります。
これを参考に、自分の使いやすいように変更してみましょう。
Fnキーの変更の仕方
ぼくは最初の頃「ん?なんかFnだけ変更できない(汗)なんでだ??」ってなって困っていたので、一応Fnキーへの変更方法を書き残します。
ここではわかりやすくするために「右Ctrlキーを右Fnキーに変更する」流れで進めます!
ではまずキーボードリマップソフトの画面上で、、

Fnに変更したい右Ctrlキーをクリックします。
すると、、

Key Setingsの小さな画面が開くので、「Function」をクリックします。

今は右Fnに変更したいので「RFN」をクリックして、「OK」クリック!
※ちなみに
LFN=左Fn
です。
これで右Fnキーへの変更完了です!
【ちょっと番外編】日本語入力
キーボードのリマップで、日本語入力への変換も実装できるようなんですが、そうするとどれか一つのキーを8変換専用にしないといけないっぽくて。。。
ぼくはそれが嫌なので、無料で使えるKarabiner-Elementsで、⌘押すことで入力の変換をできるようにしてます。
めちゃくちゃ便利ですよ(^o^)/
【NiZキーボードを使っていて実際に起きた】困ったことの対処法
NiZ Atom66を使う中で、実際にぼくの身に起きたことの対処法を書いていきます。
なのでぼくの手元で何か起きるたびに、項目が増えますwww
NiZ Atom66や他のNiZキーボードを使っていて困ったことが起きたときには、ここを参考にして下さい(^o^)/
※もしここを見ても解決できないときは、NiZキーボードの説明書に書いてあるサービスセンターへ問い合わせてみましょう。
右Shiftキーが説明書にある挙動をしてくれない
まず、確認するのは以下2点。
- 右Shiftキーの現在のモードが、自分で設定したモードになってるか?
- デフォルトの右Shiftキーの機能を削除していないか?
まずはこの記事冒頭に書いた『特によく使う操作・設定方法一覧』を見ながら、今どのモードになっているかを確認し、動作を確認しましょう。
と言いつつ、右Shiftモードの切り替え方法と挙動をここに書きます↓↓↓
右Shiftモード切り替え方法:Fn+[右Shift]キー 長押し
「O」キー点滅回数 | 右Shiftの挙動 |
---|---|
1回(初期状態) | ↑ |
2回 | Shift |
3回 | 単発押し=↑ 押した直後〜0.8秒位=Shift 0.8秒以上長押し=↑リピート |
どうです?
自分が設定した状態のままでした?
もし違う状態になってたら、恐らくここで設定し直せば解決でしょう。
それとも設定した状態のままなんだけど、それでもShiftキーの挙動がおかしいですか?
その場合は、キーボードリマップソフトを開いて「ReadAll」して、、
[右Shift]キーの「NoneFN」が「Function RShift/UP Key」になってるか
を確認して下さい。
<キーボードのファームウェアが古い時の話>
※ぼくがNiZ Atom66を買った当時、初期状態の[右Shift]キーってNoneFN時はたしか「Single Right Shift」ってなってたと思います。
それがファームウェア更新によって「Function MouseLock」に変更され、今の「Function RShift/UP Key」になったりと、けっこう名前が変わってます。
いらん知識かもしれませんが(汗)
念のために書き残します。
もしなってなければ、右Shiftキーに「Function RShift/UP Key」を割り当れば解決するはず。
キーボードリマップソフトの、、、

右Shiftをクリックして、、、

「Function」タブを開いて「ShiftUp Key」をクリックし、右下の「OK」クリック!
あとはキーボードに設定を書き込めば、解決するはず。
それでももし何かうまくいかないようなときは、以下に紹介する手順で「Function RShift/UP Key」を取り戻しましょっか。
ただし今現在のキーボードの設定状態が失われちゃいますので、その点ご了承の上、作業してください。
- Atom66をOfficeモードにして、キーボードリマップソフトを起動
- 「ReadAll」→「Save」→一度ソフトを落とす
- Atom66をProgramモードにして、ソフトを起動
- 「Open」して、先ほどSaveしたファイルを呼び出す
これで右Shiftキーが本来の機能をしてくれる「Function RShift/UP Key」に戻ると思いますので、あとは他のキーを自分好みのカスタマイズを施し、お望みの状態を戻しましょう!
YouはShock!!
す、すいません。。。
有線で接続すると[command]と[option]の位置が入れ替わっちゃう
これはぼくの環境だけかもですが、無線では普通に使えるのに、なぜか有線で繋いだときにだけ、左右両方ともcommandとoptionが見事に逆転してて汗汗
「え?なんで??」となってました(笑)
が、単純に、、、
有線接続の状態で、Mac配列に変更
これで治りました!
こうなった原因は、、、これは推測ですが、、、
無線では確かにMac配列にして使っていたのですが、有線でキーボードリマップソフトでDIYしたときにWindows配列にしていて、終わったときに配列変更をしなかった。
そもそも無線接続と有線接続で、キーボード配列の情報が別々に記憶される仕様(これもあくまでも推測です)で、無線時にはなんともなく、有線時にこんな感じになってしまった、、、ってことなのかなぁ??
と、推測します。
突然「8」キーがゆっくり点滅してる
Bluetooth接続中、もしくはBluetooth接続が切れてるのかと思われます。
そのまま待ってみて、それでも接続されないときは再度ペアリングしてみましょう!
CapsLockやOキーのあたりが光りっぱなしになってる
ファームウェアを更新すると、そうなります。
そのうち消えるので、放っておいてOK
ファームウェア更新後、有線接続が切れたりモードが変わったりしちゃう
キーボードのファームウェアを更新するとどうも、、、
- 更新完了後にあれこれ表示が出て、パソコンとの接続が切れる
- 自動的にOfficeモード(工場出荷状態)
になるようです。
なのでこのままキーボードを再接続して使うと、、、
キーボードの挙動がいつもとは違くなってて、けっこう焦るはず(汗)
なので更新後は落ち着いて元の状態に戻しましょう!
更新後はOfficeモードになってるので、、、
- 普段使っているProgram1/2/3のいずれかのモードに戻す
- Macで接続する場合は、Mac配列にする
これで元に戻せるかと(^o^)/
なんかキーボードの挙動が変
普段使っていて、NiZキーボードの挙動がおかしくなることは全くありません。
ですがファームウェア更新後に、ちょっと挙動が変になったときがありました。
とはいえファームウェア更新のせいではなく、ぼくが変にあれこれ操作しちゃったせいかなとは思うんですけど。
そこで!
あなたがもしぼくと同じような状況になった時に対処できるように、ぼくのもとで起こった実際の状況と、その時に行った対処法を書き残します!
<この話、実はこういうことだったんです↓↓↓>
キーボードの挙動がおかしくなったわけではなく、ただ単に、、、
アップデートによって「モードの仕様」と「モード変更時のランプの光り方」が変わっただけのことだったんです!
でもそんなの知らなかったから「アップデートしたら挙動がおかしい!あれ?モード切り替わんない?何これ??」ってメダパニしちゃったんですwww
状況としては、キーボードのファームウェア更新後にProgramモードとOfficeモードの仕様が変更になってたの知らずに、あれこれ操作しちゃったんです。
だって手元にある説明書に書いてる通りにモードの変更をしても、いつもと違う反応で焦っちゃって、あれこれ手当たり次第に思い当たる操作をしちゃったんですよね(反省)
使用パソコンはMacBook Proで、仮想環境でWindows10を使ってました。
実際の操作はこんな感じ↓↓↓
- Program→Officeモードの変更をしようとして何回も操作
(手元の説明書に書いてあるのとは違う光り方をしたので、「え?何これ??」ってなって、何回もモード変更の操作をしました。) - Win→Mac配列の変更を何回も操作。そのうちこの操作をしても配列変更できない状態になった。(この操作をしても、該当キーが光らなくなった)
- どの配列になってるか、どのモードになってるかもわからない状態でよくわからないままWin10に有線で繋ごうとするも、「有線で繋がってないよ」みたいな中国語のポップアップが出てきた。これを3回ほど繰り返した。
- (後から思い出すと)Win10に有線で繋がったときに、キーボード本体はOfficeモードの状態&キーボードリマップソフトではProgram1の状態で、キーボード設定を保存していたファイルを「Open」から読み込んだかも
こんなことをやってたら有線でもBluetoothでも、キーボードが何を押しても反応しなくなっちゃったんです。(MacとBluetooth接続できてることは、Mac側のBluetooth表示で確認できました。)
まあ、とにかく、、、
キーボードが何を押しても反応しなくなっちゃったんです(汗)
この状態から元の使える状態に戻したときの、対処法はこちら↓↓↓
- キーボードの4隅のキー(ESC、Ctrl(左)、右矢印、バックスペース)を8秒以上同時押し→本体中央あたりがビカビカ光る→キーボードがリセットされ、初期状態になる。
※説明書によれば「CtrlとCapsを入れ替えてる場合は、元に戻してから操作しなさい」とのこと。 - キーボードがWin配列に戻る
- キーボードをProgram1モードにする
:右Fn+[+]を押して、[+]キーが1回点滅の状態にする - Win10とキーボードを有線で繋ぎ、リマップソフトを起動!
- リマップソフトでもProgram1の状態を選択(初期状態でこうなってるかと)
- リマップソフトの「Open」からセーブファイル(以前セッティングしたキーボードカスタマイズの状態を保存したファイル)を読み込ませる
:これでキーボードリマップソフト上で、以前のカスタマイズ状態が読み込まれた(以前の状態をロードした)状態になる - 「WriteKeys」をクリックし、キーボード本体にそのカスタマイズ設定を書き込むことで、キーボードが元の設定状態に戻る
- Win10との接続を解除
- Mac配列にして、Macと接続
:Fn+[左Alt]を3秒長押しして、[O]キーが2回点滅の状態にする - 接続は有線・無線それぞれで行い、おかしい箇所がないか打ち心地をそれぞれで確かめる。
※ぼくの場合は「左CtrlキーとCapsLockキーの入れ替え(:Fn+[左Ctrl]キーを3秒長押し)」と「右Shiftキーのモード切り替え(:Fn+[右Shift]キー 長押し)」をして、以前の状態に戻しました。
これで解決できました!
やっぱり更新ログって見ないとダメですね(汗)
反省(ToT;)
ファームウェアの更新ログはNiZのDiscord内で確認できます!
NIZ Store(英語版の公式サイト)にある『NiZのDiscordへの招待リンク』から登録すれば、更新ログが見れるようになります(^o^)/
ファームウェア更新完了したけどバージョン変わらない
もしかしたらそれってちょっとした勘違いかもしれませんので、一緒に確認してみましょう。
この画像を見てください↓↓↓

左下に書いてあるのがキーボードリマップソフトのバージョンです。
右上の「Update」をクリックしたあとに表示されるのがキーボード本体のファームウェアのバージョンです↓↓↓

それでも「勘違いじゃなくて、やっぱり変わってないや。。。」というときは、もう一度ファームウェアを更新してみましょう。
キーボードリマップソフトでキー変更時、設定したいキーを打ちこんでも違う文字が出てくる
恐らくIME(キーボードの入力方式)が「US」じゃなく「日本語」になっているからかと思います。
OSがWindows10ならCortanaに「キーボード詳細設定」と打ち込み、
「キーボード詳細設定」の画面に行く→「既定の入力方式の上書き」→「英語(米国)- US」を選択しましょう。
ここが「日本語 - Microsoft IME」になってると、変になります汗
キーボードリマップソフトで「ReadAll」しても読み込めない(反映されない)
Officeモード、もしくはMac配列になってるのが原因かも。
Programモード、Windows配列にしてからもう一度やってみましょう!
まとめ:NiZキーボードを自分好みに設定・カスタマイズして、快適なタイピングを!
どうでしょう?
あなたのNiZ、自分好みにカスタマイズ&設定できましたでしょうか?
使いながら必要なカスタマイズを、その都度していくのも楽しいですよね♪
付属の説明書には、この記事に書いてない設定もまだまだありますので、そちらもあわせて確認してみてください!
それでは快適なNiZキーボードライフを(^o^)/