Macを使っていて「動作が重い/遅い」と感じる場合の対処法を紹介していきます。
再起動
とにかく、不具合が起きた際には
『再起動』をして改善するかどうかをチェックするのが一番早いです。
おそらくこれで改善するケースが多いと思います。
ただ、パソコンは精密機械ですので、
再起動によってデータが飛んでしまう可能性は完全には否定しきれません。
ですので、あらかじめご了承の上、お試しください。
ただそんな怖いことばかり言ってもしょうがないので付け足します。
ぼくはパソコンを使い始めて20数年間、
いつも躊躇なく再起動をしてますが、
それによってデータが飛んだり、不具合が起きたことは一度もありません。
あくまでも可能性の話です。
個人的な意見として、再起動するのが怖いときは
パソコンの動作が明らかに普段とは違く、おかしな動作をするときです。
今回初めてmacの動作が重くなったのですが
再起動したら、
一発で治りました(^^)/
動作がおかしいときはまず「アクティビティモニタ」をチェック!
Macの動作が重い・遅いなどの普段と違った様子になったときは
「アクティビティモニタ」をチェックしましょう!
Windowsでいうとこの、「タスクマネージャー」です。
これを見て、原因を探っていきます。
まず、今回のぼくの
「動作が重くなったときの状態」と「再起動後の状態」を
比較してみます。
まず、アクティビティモニタの開き方を
個人的におすすめの順に書くと
- 画面右上の「電池マーク」クリック
→「エネルギーを著しく消費中」の下に表示されてるアプリをクリック
→アクティビティモニタ
※「エネルギーを著しく消費中」のアプリがない場合は、この方法では開けません。 - [command+スペースキー]→検索窓に「アクティビティモニタ」と入力して検索
- 画面右上の虫眼鏡マーク→検索窓に「アクティビティモニタ」と入力して検索
- Finder→アプリケーション→ユーティリティ→アクティビティモニタ
こんな感じ。
ではまず、アクティビティモニタを開きましょう!
今回は「メモリ」の項目を見ていくぞーぅ
この下の赤ワク部分で状況を判断していきます。
赤ワクを拡大します。
はい、今回の動作が重くなった原因は『スワップ使用領域』だろうと、目星がつきます。
「え?どゆこと??」だと思うので
それぞれの項目を説明しまーす。
- 物理メモリ=Macに搭載されてるメモリ数
- 使用済みメモリ=使われてるメモリ数(と捉えて大丈夫です)
- キャッシュされたファイル=アプリケーションにより最近使用されたが、
現在はほかのアプリケーションが使用可能なメモリ。 - スワップ使用領域=MacのSSD(もしくはHDD)を擬似的にメモリとして使用してるGB数。
積んでるメモリ数が16GBのマシンで9GBもスワップしてると
パソコンの動作は遅くなるようです。
どういうことか解説していきます。
スワップとは
わかりやすく、誤解を恐れずwwめっちゃ噛み砕いて説明します。
パソコンは大きく分けると「CPU」と「メモリ」と「SSD(またはHDD)」でできています。
「メモリ」は容量(GB)は少ないけど、処理スピードはめちゃくちゃ速い机です。
一方、「SSD(HDD)」は容量が大きくデータの保存には適しているのですが、
処理スピードはメモリよりめっちゃ遅い保管場所です。
で、通常パソコンは何か作業をするとき(アプリを使うとき)は
処理の速い「メモリ」という机の上でやるんです。
でもその机の上がいっぱいになったときはしょうがなく
「SSD(HDD)」という処理スピードの遅い保管場所も作業台として使うときがあります。
このSSDも使って作業してる状態を「スワップ」と呼びます。
処理スピードの遅いSSDでも作業をしているため、パソコンの動作が遅くなるんです。
解決法の一つ=再起動
『じゃあ開いてるアプリをいくつか閉じればいいんじゃない?』
それも正解の一つです。おそらくそれでも解決するでしょう。
でもぼくはアプリを閉じたくなかったし、
経験的に再起動すれば解決するはず、と思ったんです。
だから再起動しました。
再起動前と再起動後の比較
では、実際に再起動前と再起動後を比較してみましょう!
再起動前
再起動後
このように再起動することによって
スワップ使用領域が0バイトになってますね。
使用済みメモリも2.24GB小さくなりました。
実際にパソコンの動作もめっちゃ軽くなりました(^o^)/
他の方法やチェックポイント
他の方法やチェックポイントについてはまた追記していきます。
今日はここまで〜