Macをシャットダウンする方法は、Macのデスクトップ画面左上の「リンゴマーク」→「システム終了」です。
が、、、ちょっと待って下さい!
これ、それまで25年間ずっとWindowsしか使ったことなかったぼくはMacを使い始めて衝撃だったんですけど、実は、、、
Macはシャットダウンしないで、スリープさせるだけでOK!
まじ?
シャットダウンしなくていいの??
エンジニアの父からも、大学のパソコン学部の教授たちからも「スリープだとパソコン重くなるから定期的にシャットダウンしなさい」と言われ続けてきたぼくには衝撃的でした。
てかこれって、すっごく便利じゃね!?
スリープからなら起動も一瞬だし、何より使ってる画面そのままでいいってのが超便利!!
MacはシャットダウンしないでスリープでOK!
そう、結論は
Macはスリープ運用でOK!!
なんです。
「使ったら電源を切る」という自分の中だけの常識
ぼくはなんでも、使い終わったら必ずしまう派。
「電化製品は使い終わったら電源もOFFにするのが当たり前!!」「バッテリーもったいないし(汗)」という感覚。
だってエンジニアの父や大学のパソコン系の教授たちからも「パソコンはシャットダウンしろー」って言われてたんで、もう考える余地もなく『当たり前でしょ?』って感じで、毎回シャットダウンしてました(笑)
MacBook買ってすぐの頃までは。
毎回シャットダウンは負担がかかる
ですが実はMacに限らず、一般的に電化製品は電源をON・OFFするときに一番負担がかかるようなんです。
ググってみても電化製品のトラブルは電源ON・OFF時に多く起こるという記事が出てきます。
なるほど、そもそも電源はなるべくON・OFFしない方がいいんだな。
スリープ運用で大丈夫?
とはいえ「本当にシャットダウンしないでスリープで大丈夫なの?」って、思うじゃないですか?
なので、ちょっと考察していきます。
電力消費量の観点から考える
AppleサポートのmacOSユーザガイドに、こんな文章があります。
Macを使用していないときは、コンピュータをスリープ状態にすれば、電力を節約できます。スリープ状態にされたMacは、電源は入っていますが非常に少ない電力しか消費しません。スリープ状態のMacをスリープ解除するのにかかる時間は、電源を切ったMacを起動するのにかかる時間よりも短時間です。
macOSユーザガイド「Macをスリープ状態にする/スリープ解除する」(Appleサポート)
なので実際に、シャットダウンしないでずっとスリープで運用してみました。
結果、Macスリープ時の電力消費量、控えめに言っても「ほとんど減らない」
これは実際にMacBookを使うと、ものすご〜く実感できます!
MacBook使い始めてから6年経っても、ず〜〜っと同じ感想。
以前使っていたノートパソコンのWindows(とはいえ、Win XP・Win 7だから、めっちゃ古い機種ですけどね(汗))とは、全然違う感じ。
あとは、こんな情報も。
Macノートブックは、「セーフスリープ」という機能を備えています。セーフスリープでは、Macがスリープ状態になるたびに、開いているアプリや書類など、Macの現在の状態が保存されます。これにより、バッテリーの電力がなくなったり、バッテリーを交換したりした場合など、スリープ中にMacが完全にシステム終了したときでも、情報が失われるのを回避することができます。
Macがスリープ解除するときに、保存された状態にアクセスする必要がある場合は、Macが使用できる状態になるまで進行状況バーが表示されます。
macOSユーザガイド「Macのセーフスリープとは」(Appleサポート)
なるほど。
スリープ中にバッテリーが切れても問題ないってことなんですね。
安心の設計ですよね(^o^)/
メモリ設計の観点から考える〜WindowsとMacの違い
WindowsとMacの決定的な違いの1つがメモリ設計。
Windowsは電源入れてから長い時間が経過すると、動作が重たくなるようでして、、こういうときにシャットダウンすることでメモリが解放され、再起動時に動作が快適になるようなんです。
Macはそんなことはなく、電源を落とさず長く使っていても、動作が重たくなりづらいようなんです。
これは、必要のないメモリを占有せず解放するように設計されているからなのだそう。
実際に使っていても、明らかに動作重くなる時はないです。
ただぼくの場合、1ヶ月くらいスリープだけで使ってると「あ、なんかちょーっと動作重いかも」と思ったことはありました。
でも全然問題ないレベル!
もちろん気になるときは、システム終了もしくは再起動して回復させます。
でもこれ、気になるとしたらMacを買ってすぐの頃だと思います。
長く使っている今は、全然気になることはありません。
あくまでも「ぼくは」、ですけどね(^o^)
HDD搭載のMacBookについても考える
最近のMacBookのストレージはどれもSSDなので気にしなくていい人が大半でしょうが、ストレージがHDDの場合、ぼく的に気になるポイントがあります。
それは、「読み込みの針がHDDにぶつかって破損することはないのか?」ということです。
これまたぼくが大学生の頃の話なんですが、「ノートパソコンを起動中に動かすと、HDDが針で傷ついてデータ破損の可能性がある」と教授から聞いたことがあったんです。
なので「スリープで持ち運びして大丈夫なのかなぁ?」と一瞬思ったのですが、どうもこれは気にしなくていいようです。
ググって調べたところ、スリープ中にもHDDの針は安全な位置にあり、シャットダウンと同じような状態らしいので問題ないようです。
よくよく考えると、そもそもスリープは起動状態じゃないですもんね汗汗
実際にスリープで運用してみてどうか?
ちょいちょい上でも織り交ぜてますが、改めて感想書きます。
2017年の11月頃(当時macOSはHigh Sierra)からずっとスリープで運用してますが、めちゃくちゃ快適!!
スリープ運用の快適さを味わってしまったら、、、もうシャットダウンなんてする気にはなれません(-_-;)
<※補足>
この補足、今では全く気にする必要はないと思いますが、一応ログとして残しておきます。
かなり前のmacOS10.13.5の頃、「MacBook Pro 15-inch,2017」でスリープ中にほんの一時的にですが、次のような症状が出ることがありました。
画面閉じたあと、本体を開けると、、、
画面全部が黄色一色になってる
→いつもの画面が表示される
→画面がひたすら点滅し続ける
という症状が出ました。
画面を閉じる方法のスリープだけで起きたんです。
(他の方法でのスリープは問題なしで、データが消えるなどの不具合もありませんでした。)
ただこの症状は、デスクトップ左上のappleマークの「スリープ」から復帰させることで改善できました。
その後macOSを10.13.6にアップデートしたら、上記症状は一切起こらなくなりました!!
それ以降、High Sierra→Mojave→Catalina→Big Sur→Monterey→Venturaへアップグレードしても、この問題が起きることは2度とありませんでした。
なので、今では安心してスリープしまくってます(笑)
スリープ運用の便利な点
- 開いてる画面・タブなどはそのままにしておいていい=いつでも元の作業をスピーディーに再開できる
- 席を立ち、また戻るときもスピーディーに再開できる
- 電源ON・OFFによるトラブル発生のリスクを回避できる
煩わしいパソコンの立ち上げ時間が0なので、本当にスピーディーに使えます!!
スリープの方法・注意点
Macをスリープ状態にする方法や注意点を紹介します。
スリープの方法
MacBookのスリープの方法は次の3つ
- ただそのまま画面を閉じる
- siriに「スリープして♡」と頼む
- デスクトップ左上のリンゴマークをクリック→「スリープ」をクリック
こんな感じにあっさりできます(^o^)/
注意①:こんなときには画面ロックを
スリープしてから時間が経てば画面ロックされます。
ですがすぐには画面ロックされないので、スリープ直後にMacをひらけば誰でも操作できてしまいます。
これはヤバい(激汗)
会社やコワーキングスペースなど他の誰かが周りにいるような環境で席を立つときには、画面ロックをおすすめします。
やり方はカンタン!
別記事がありますので、こちらをご覧ください↓↓↓
注意②:こんなときはシャットダウンを!
Macのスリープは本当に優秀!
たださすがに2、3日全く操作しないときはシャットダウン(システム終了)した方がいいようです。
あと、Macの動作が重たくなってきたときにもシャットダウン(=システム終了)や再起動をかけて、快適さを取り戻しましょう!
「いやいや、スリープしかしないよ!」
とか言わない(笑)
臨機応変にやっていきましょ♪
Mac〜その他の基本操作・使いこなしのヒント
ここまでMacのスリープについて喋ってきましたが、その他の操作方法や使いこなしのヒントは、パソジユのカテゴリー「Mac」をご覧ください(^o^)/
Macに関する色んな内容の記事を用意してるので、初心者さんはもちろん、すべてのMacユーザーにおすすめします!
どうかご一読を!
とはいえそれでも情報が足りない場合は、本を読むことをおすすめします。
もちろんネットであれこれググるのもいいんですが、そもそもMacに関する知識がある程度以上ないと、、ググること自体きついかと(汗)
「何を知りたいのかがわからない(汗)」となるでしょうから。
ですがその点、本は1冊に必要なことがあれこれ網羅されてますので、一から勉強するのに非常に役に立ちます。
なのでまずは何か本を1冊買って読んでみると、Macへの理解が早まりますよ!
どの本がいいかは人によって変わりますが、と言いたいところですが、、、実は最新OSの『macOS Sequoia』の日本語での解説本は、現状この一択↓↓↓
とはいえ「現状日本語だとこの本しかないから、これを紹介します」という訳ではありませんよ。
この本はいつもこの記事で紹介しているおすすめ本の最新OS版で、信頼感とわかりやすさに優れた本です!
すっきりと整理された真面目な辞書本でレイアウトや色使いも見やすく「しっかりとしたMacの機能解説!!」的な内容。
「詳しくて辞書的だけど見やすい!」そんなスグレモノ。
ぜひ参考にしてみて下さい(^o^)/
ちなみに「英語の本でも全然いいよ!」と言うならkindleunlimited対象の物もありますので、すでに利用している場合は追加料金なしで見ることもできます。
kindleunlimitedは月額980円!
月に1冊以上本を買うなら余裕で元が取れる、価格設定が魅力的なサブスク。
初めて利用する方には30日間の無料体験もあるので『必要なとこだけ無料で見て、あとは解約しちゃう』なんてこともできちゃいます。
さらに条件や時期は不明なんですが、、、
- 「あなたへの特別プラン」
→2ヶ月99円、2ヶ月499円、3ヶ月99円、3ヶ月199円 - 「ゴールデンウィークキャンペーン」
→2ヶ月無料
という、かなりお得な料金プランが表示されることもありますので、kindleunlimitedをまだ利用していないなら、一度確認してみることをおすすめします(^o^)/
Amazonへサインインしないとこれらの特別プランは表示されませんので、そこはお忘れなきよう!
まとめ:やっぱりスリープ運用が便利でいい!!
Macはシャットダウンが基本ではなく、スリープ運用基本で大丈夫。
そう、、、
Macはスリープで運用するのが一番便利でいいじゃん!!
それではどうぞ、快適なMacライフを(^o^)/